[モスクワ 12日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は13日にカザフスタンでカタールのタミム首長と会談する。ウシャコフ大統領補佐官が記者団に明らかにした。
補佐官は、「前回の会談は2019年に(タジキスタンの首都)ドゥシャンベで行われた。今回は新型コロナウイルス禍以後初めての対面形式となり、極めて重要」と述べた。
さらに、会談では政治と貿易が主要議題となるとし、具体的にはガス輸出国フォーラム(GECF)の枠内におけるカタールとのエネルギー市場での協力に言及した。
関係筋は、今回の会談はウクライナ侵攻で高まった両国間の緊張を緩和する目的があると明らかにした。
カタールはウクライナ問題でおおむね中立の立場を取っているが、同筋によるとロシアのウクライナ領土併合を批判しており、今年開かれた北大西洋条約機構(NATO)会合に参加した非加盟の8カ国に入っていた。
同筋は、カタールが今後も仲介者の役割を果たすには「ロシアや周辺諸国と誠実な関係を持つ必要がある」と述べた。