[シャルムエルシェイク(エジプト) 11日 ロイター] - バイデン米大統領は11日、エジプトで開催されている第27回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP27)で演説し、世界規模で起きている気候変動による危機は地球の存続に対する脅威となっているとの認識を示し、米国はその対策に役割を果たすと確約した。
米国は世界第2位の温暖化ガス排出国。バイデン大統領は「気候問題による危機は人類の安全保障、経済の安全保障、環境の安全保障、国家の安全保障、そして地球の生命そのものに関わる」とし、「米国は2030年までに温暖化ガス排出量目標を達成する」と述べた。
バイデン氏はエジプト訪問に当たり、シシ大統領と会談。シシ大統領はバイデン氏に対し、人権に関する国家戦略を立ち上げ、意欲的に発展させると伝えた。