[13日 ロイター] - ロシア外務省は13日、インドネシアのバリ島で20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が開催されるのを前に声明を出し、安全保障を議題にするのをやめ、世界で最も差し迫った社会経済問題に集中するよう訴えた。
今週のG20サミットでバイデン米大統領など西側諸国の首脳はウクライナ侵攻を巡りロシアを非難するとみられる。
ロシア外務省は「G20が想像上ではなく実在する脅威に努力を注ぐことが根本的に重要」と主張。G20は社会経済問題に対処することが求められており、平和や安全保障に議題を広げることは「国連安全保障理事会の責務を直接侵害し、G20の信頼と協力の雰囲気を損ねることになる」と論じた。
サミットにはプーチン大統領に代わりラブロフ外相が出席する。