[ハノイ 13日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は13日、訪問先のベトナムで同国のファム・ミン・チン首相とエネルギーおよび通商関係について協議した。独首相のハノイ訪問は10年以上ぶりとなる。
中国訪問に続き、インドネシアで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に向かう途中に訪問。多くのドイツ企業が中国以外へのアジア製造拠点多様化を検討する中、ベトナムの役割が増大している。
ショルツ氏はチン氏との共同記者会見で、ドイツがベトナムとの貿易関係深化を望んでおり、ハノイの地下鉄拡張などを通じて同国のグリーンエコノミー移行を支援すると述べた。
G20サミットに向かう前にはシンガポールも訪問する予定。東南アジアではベトナムとシンガポールのみが欧州連合(EU)と自由貿易協定を結んでいる。