[21日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは20日、第4・四半期のブレント原油価格見通しを1バレル=100ドルへと10ドル引き下げた。中国の新型コロナウイルス感染者急増による消費への打撃が見込まれるなどとしている。
ただ、中国がロックダウンの終わりの始まりであることを示唆しているとして、2023年のブレント見通しは110ドルで据え置いた。石油輸出国機構(OPEC)と関係国が現行の生産枠を維持すれば23年前半に在庫が再び枯渇する可能性があるとも警告している。
北海ブレント先物は87ドル前後で取引されている。
ゴールドマンはまた、「主要7カ国(G7)の価格上限の実施について明確になっていない」ことが市場の不安を増大させている可能性があると指摘した。