[ロンドン 22日 ロイター] - ロシアが2014年に併合したクリミア半島セバストポリのミハイル・ラズボザエフ知事は22日、対空防衛システムが作動し、無人小型機(ドローン)を使用した2件の攻撃を未然に防いだことを明らかにした。この中には、火力発電所を狙った攻撃もあったという。
セバストポリにはロシア黒海艦隊の司令部がある。ロシアは10月末、ウクライナがドローンを使用して港湾への攻撃を行ったとして、黒海を経由したウクライナの穀物輸出を巡る合意への参加を一時停止した経緯がある。
ロシアから派遣されている同知事はソーシャルメディアに「ドローンによる攻撃があるが、われわれの防空システムは作動しており、全軍が警戒態勢にある」と投稿。民間人に被害は出ていないとし、市民に落ち着いて行動するよう呼びかけた。