[シンガポール 19日 ロイター] - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコと中国石油大手の中国石油化工(シノペック)は、中国南東部・福建省に新しい石油精製・石油化学コンプレックスを建設し、2025年末までに操業を開始する計画だ。
アラムコは18日、両社が福建省古雷に日量32万バレルの製油所と年150万トンの熱分解施設を含む施設を建設する合意書に署名したと発表した。投資額は明らかにされていない。
さらに、アラムコ、シノペック、サウジアラビア基礎産業公社(SABIC)は、サウジのヤンブーで既存の製油所と統合される石油化学コンプレックスの建設に関する初期協定に署名した。
アラムコ幹部は、これらのプロジェクトは「中国にエネルギーと化学製品を供給する信頼できるサプライヤーであり続けるという当社の長期的コミットメントを裏打ちするもの」と説明した。