💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

EUエネ相、ガス価格上限発動180ユーロで合意 2月15日から

発行済 2022-12-20 02:43
更新済 2022-12-20 06:09
© Reuters. 欧州連合(EU)加盟国が19日に開催したエネルギー相会合で、天然ガスの価格上限の設定を180ユーロとすることで合意した。2009年1月撮影(2022年 ロイター/ Gleb Garanich

[ブリュッセル 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟国が19日に開催したエネルギー相会合で、天然ガスの価格上限の設定を180ユーロとすることで合意した。

2月15日以降、天然ガス取引指標であるオランダTTF期近物が3日間にわたり1メガワット時(MWh)当たり180ユーロ(191.11ドル)を超え、かつ既存の価格査定に基づく基準価格を35ドル/MWh上回った場合に上限が発動される。

輪番議長国を務めるチェコのシーケラ産業貿易相は「われわれは、市民をエネルギー価格の高騰から守るための重要な合意を見出すことに成功した」と述べた。

合意は各国が書面で正式承認した後に発効する。

ガス価格の上限設定を巡っては、各国の意見が対立し数週間に及ぶ協議が行われてきた。3人の関係筋によると、上限設定に反対の立場を表明してきたドイツもこの日の会合では賛成票を投じた。反対はハンガリーだけだった。オランダとオーストリアは棄権した。

EU政府筋によると、ドイツは、各国が再生可能エネルギー承認迅速化に関する別の規則の変更に合意するとともに、上限設定に厳格なセーフガードが加えられたことを受け、賛成に転じた。

© Reuters. 欧州連合(EU)加盟国が19日に開催したエネルギー相会合で、天然ガスの価格上限の設定を180ユーロとすることで合意した。2009年1月撮影(2022年 ロイター/ Gleb Garanich)

セーフガード措置には、EUがガス供給不足に直面した場合や、TTF取引高の減少、ガス使用量の急増、市場参加者のマージンコール(追加担保の要求)の急増が見られた場合に上限設定を停止することが含まれている。

ポーランドのモラウィエツキ首相は、上限設定によりロシアとロシアの国営ガス大手・ガスプロムには市場をゆがめる力がなくなると評価した。

一方、ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は、市場価格に対する攻撃であり容認できないとの見解を示した。インタファクス通信が報じた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます