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「キーストーン」原油送管、稼働再開計画を米当局に提出=関係筋

発行済 2022-12-21 08:54
更新済 2022-12-21 09:01

[20日 ロイター] - カナダのTCエナジーは、同国から米国の精製施設に原油を輸送する「キーストーン・パイプライン」の全面的な稼働再開に向けた計画を米規制当局に提出した。関係筋が20日、明らかにした。

同パイプラインは今月7日に1万4000バレルの油が米カンザス州の川に流出しているのが見つかり、稼働を停止した。影響を受けていない区間については先週再開した。

浄化作業には数週間あるいは数カ月かかるものの、修復が完了し米運輸省傘下のパイプライン・有害物質安全局(PHMSA)から計画の承認が得られれば、稼働は再開できる。

TCエナジーは「安全が確認され、PHMSAから認可が下りるまで、再稼働することはない」とした。

© Reuters.  12月20日、カナダのTCエナジーは、同国から米国の精製施設に原油を輸送する「キーストーン・パイプライン」の全面的な稼働再開に向けた計画を米規制当局に提出した。写真は、同パイプラインから米カンザス州の川に流出した油の除去作業を行う緊急作業員ら。9日、ドローンで撮影(2022年 ロイター)

再稼働時期や事故原因に関する質問には答えなかった。

TCエナジーはPHMSAが是正措置命令を出してから90日後の3月初旬までに、事故原因の分析を完了する必要がある。

コンサルティング会社アキュファクツのRichard Kuprewicz社長は、システミックな問題ではないようだとし、PHMSAが即日許可する可能性があるとの見解を示した。

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