[パリ 21日 ロイター] - フランス農業省は21日、同国でここ数週間に鳥インフルエンザの流行が加速しており、一段の不足懸念が生じていると発表した。フランスは欧州連合(EU)第2の鶏肉生産国。
過去最悪となった前回の流行時には、ニワトリやアヒル、シチメンチョウ約2000万羽が処分され、鶏肉やフォアグラの生産が激減した。
農業省はウェブサイトで「病原性の高い鳥インフルエンザの感染状況が悪化し、ここ数週間でさらにひどくなっている」と説明した。
農場における流行の半分以上が家禽(かきん)飼育率の高いペイ・ド・ラ・ロワール県に集中しており、フェスノー農業・食料主権相は、ワクチン政策促進のため22日に現地を視察する予定。