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ロシア石油輸出、12月は20%減の可能性 欧米の制裁で

発行済 2022-12-23 00:35
更新済 2022-12-23 00:36
© Reuters. バルト海の港から輸出されるロシア産のウラル原油が、12月に最大で20%減少する可能性があることが、ロイターと業界筋の計算で明らかになった。欧米諸国による価格上限設定や禁輸

[モスクワ 22日 ロイター] - バルト海の港から輸出されるロシア産のウラル原油が、12月に最大で20%減少する可能性があることが、ロイターと業界筋の計算で明らかになった。欧米諸国による価格上限設定や禁輸措置が背景。

バルト海の港を経由した12月のウラル原油輸出は500万トン程度に減少する見通し。一部には470万トンになるとの見方もある。11月は600万トンだった。

© Reuters. バルト海の港から輸出されるロシア産のウラル原油が、12月に最大で20%減少する可能性があることが、ロイターと業界筋の計算で明らかになった。欧米諸国による価格上限設定や禁輸措置が背景。(2022年 ロイター)

トレーダーらによると、ロシアは欧州向け原油輸出をインドや中国など他市場に完全に振り向けることができておらず、輸送船舶の手配にも苦慮しているもよう。

欧州連合(EU)と主要7カ国(G7)、オーストラリアは、ロシア産原油に12月5日から1バレル=60ドルの価格上限を導入した。このほかEUなどは海上輸送される原油の禁輸措置も取っている。

12月に入り、ウラル原油はさらに値引きされ、大口顧客であるインドは60ドルを大幅に下回る価格で購入している。

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