[ベルリン 28日 ロイター] - ドイツ経済省の報道官は28日、西側諸国が合意したロシア産原油の取引価格の上限を導入した国への原油と原油製品の供給を禁止するロシアの大統領令は、ドイツ経済にとって「実質的な意味はない」と述べた。
報道官は、ドイツ政府は春以来、ロシア産原油の供給を置き換え、供給の安全性を確保するために取り組んでおり、供給の安全性は「この大統領令が今発令されるかどうかとは無関係に」引き続き保証されるとした。
ロシアのプーチン大統領は27日、西側諸国が合意したロシア産原油の取引価格の上限を導入した国への原油と原油製品の供給を禁止する大統領令に署名。禁止は2023年2月1日に発効し、7月1日まで5カ月間維持される。