[ヒューストン 3日 ロイター] - 年明け3日の取引で、原油先物が4%超急落。低調な中国指標に加え、世界的な景気の先行き不透明感やドル高などに圧迫された。
清算値は、北海ブレント先物3月限が3.81ドル(4.4%)安の1バレル=82.10ドルと、1日としては約3カ月ぶりの大幅な下げを記録。米WTI先物も3.33ドル(4.1%)安の76.93ドルと、約1カ月ぶりの大幅安となった。
北海ブレント、WTIともに、一時1ドル上昇する場面もあった。
財新/S&Pグローバルが発表した2022年12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.0と前月の49.4から低下。エコノミスト予想は上回ったものの、好不況の分かれ目である50を5カ月連続で下回り9月以来の低水準となった。
また、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は1日、23年は多くの国・地域にとり厳しい年になるとの見方を示し、「米国、欧州連合(EU)、中国という3大経済圏が同時に減速しているため」と説明した。