[ニューデリー 16日 ロイター] - インド商工省高官のサティア・スリニバス氏は16日、通貨ルピー建てによるロシアとの貿易に改めて期待感を表明した。
商工省のデータによると、2022年4-12月のロシアからのモノの輸入額は328億8000万ドルと、前年同期の65億8000万ドルから急増。こうした中でウクライナ侵攻後に西側諸国から制裁を発動されたロシアに対して、インドはルピーで決済を行う貿易メカニズムの構築を検討し続けている。
スリニバス氏は、まだルールが確立されていないが、将来的にロシアとのルピー建て貿易が拡大することを望むと述べた。
また同氏は、インドからロシア向けに電子製品輸出を増やすことも目指しており、関連する貿易障壁や決済メカニズムを巡って両国が「あらゆるレベル」で問題解決に取り組んでいるところだと明かした。