[ヨハネスブルク 16日 ロイター] - 南アフリカの国営電力エスコムは、国内で実施している電力供給制限の時間を17日朝から短縮すると発表した。14カ所の発電設備の稼働を再開するとした。
南アで長期化する全土停電は先週にさらに悪化し、大半の家庭が1日7─10時間の停電を強いられる事態になった。ラマポーザ大統領は今週予定していたスイス・ダボスの世界経済フォーラム年次総会出席を取りやめ、各政党代表やエネルギー危機委員会やエスコム取締役会と緊急に協議した。
ただ、週末のエスコム幹部との協議に参加した野党関係者2人はロイターに、停電は来年も続き、場合によっては2024年まで解消がずれ込む可能性も伝えられたと明らかにした。