[イスタンブール/ロンドン 6日 ロイター] - トルコで6日発生した強い地震の影響で、同国ジェイハン港にある主要石油輸出拠点の操業が停止した。これに伴い、イラクとアゼルバイジャンからの原油輸送もストップした。関係筋が明らかにした。
トライベッカ海運当局は、アゼルバイジャン産原油を輸送するジェイハンのバクー・トビリシ・ジェイハン(BTC)ターミナルが被害調査のため8日まで閉鎖されると通知した。
アゼルバイジャンは主要な原油輸出拠点としてジェイハン港を利用しており、日量約65万バレルの原油を輸送している。
英石油大手BPの子会社BPアゼルバイジャンは、ジェイハンで「少量の」原油漏れが見つかり、稼働が停止されたと語った。事情に詳しい関係筋の1人は、ジェイハンとアゼルバイジャンの原油貯蔵能力は十分にあると説明。別の関係筋は、必要に応じて送油量を削減する可能性があると話した。
イラク・クルド自治区政府(KRG)天然資源省は、6日の地震を受け、同国北部キルクーク油田とジェイハンを結ぶパイプラインの送油を停止したと説明した。