[7日 ロイター] - 欧州連合(EU)は米ツイッターのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)にコンテンツモデレーション(不適切な投稿の監視・削除)を担当する人材を増やすよう求めた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が4人の関係者の話として7日に報じた。
マスク氏は昨年10月に440億ドルで赤字企業ツイッターを買収し、同社の再編を目指すが、EUの要求はマスク氏の取り組みに影響を及ぼす可能性がある。FTによると、マスク氏はこれまでツイッターの7500人の従業員の半分以上を削減し、より低コストで投稿管理を行う方法を模索している。
大規模な人員削減を受け、ツイッターが2024年に施行されるEUのデジタルサービス法を順守できるかを巡り懸念が浮上している。
ツイッターは従来のコンテンツ管理方法の一部を廃止し、自動化ツールの活用に動いている。FTによると同社は競合メタとは異なり、事実確認を行うファクトチェッカーを採用していないという。