[ワシントン 17日 ロイター] - 主要7カ国(G7)とオーストラリアは、昨年12月に設定したロシア産原油に対する1バレル=60ドルの上限価格を維持する見通しと、関係者が匿名で述べた。
関係者によると、ロシア産原油は北海ブレントの価格を約30ドル下回って取引されているという。またエネルギー市場の安定を維持しつつロシアの収入を制限するという双方の面で価格上限が機能していると当局者は結論づけたものの、効果的な監視と施行を確保するために調整を続けていくとした。
また、ロシアに対する制裁やロシア産原油の価格上限を回避する方法への対抗措置を強化するほか、制裁逃れなどの兆候を識別できるよう指針を提供するとした。