[キーウ 20日 ロイター] - ウクライナ国防省は20日、首都キーウ(キエフ)時間21日午前0時(日本時間同日午前6時)以降、黒海沿岸のウクライナの港やロシア支配地域の港に向かう全ての船舶を軍事関連物資を運搬している可能性のある船舶と見なすと発表した。
ウクライナ国防省は「ロシア連邦の港およびロシアに一時占領されているウクライナ領内のウクライナの港の方向に黒海を航行する全ての船舶を軍事関連物資を運んでいる可能性があると見なす」と警告した。
また、黒海北東部とウクライナのケルチ・イェニカル海峡の水域は危険として、現地時間20日午前5時から航行を禁止した。
ロシアは19日、黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)の履行停止に伴う措置として、モスクワ時間20日午前0時以降、黒海沿岸のウクライナの港に航行する全ての船舶を軍事物資を運搬している可能性のある船舶と見なすと表明した。