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原油先物は上昇一服、FRBとECBの会合控え

発行済 2023-07-24 10:40
更新済 2023-07-24 10:45
© Reuters.  7月24日、アジア時間の原油先物は上昇一服。週内に米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)の政策会合があり、追加利上げを巡る手掛かりが待たれている。2019年

[シンガポール 24日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇一服。週内に米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)の政策会合があり、追加利上げを巡る手掛かりが待たれている。

0045GMT(日本時間午前9時45分)時点で、北海ブレント先物は0.41ドル(0.5%)安の1バレル=80.66ドル、米WTI原油先物は0.37ドル(0.5%)安の76.70ドル。

© Reuters.  7月24日、アジア時間の原油先物は上昇一服。週内に米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)の政策会合があり、追加利上げを巡る手掛かりが待たれている。2019年2月、米テキサス州で撮影(2023年 ロイター/Nick Oxford)

前週は北海ブレントが1.5%、WTIが2.2%、それぞれ上昇。ともに4週続伸した。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の減産を受けた供給タイト化見通しが背景。また先週には黒海経由の穀物輸出を巡るロシアの合意履行停止を受けてウクライナで戦闘が激化した。

ナショナル・オーストラリア銀行のアナリストは「予想される今週の米利上げにより短期的なボラティリティーが幾分高まる可能性があるものの、OPECの供給削減に伴う市場場環境の引き締まりや、中国の追加刺激策を巡る観測の高まりが第3・四半期も引き続き価格を押し上げる見込みだ」と述べた。

FRBとECBは今週0.25%ポイントの利上げを実施すると予想されており、今後の利上げに関する手掛かりが焦点となる。

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