[ロンドン 24日 ロイター] - ロシア軍がドナウ川沿いのウクライナの穀物倉庫を破壊した24日、ウクライナの重要な港湾であるイズマイール港の近くには約30隻の船舶が停泊している。船舶情報会社マリーン・トラフィックのデータに基づくロイターの推計で明らかになった。
同港近辺に停泊している船舶には化学品用タンカーも含まれている。これらの船舶が停泊している正確な理由は明らかではない。
ロシア軍の24日の空爆により7人が負傷し、ドナウ川沿いのインフラが被害を受けた。ドナウ川は、黒海を経由したウクライナ産穀物の安全な輸出を可能にする合意からロシアが離脱して以降、重要な代替ルートとなっている。
ウクライナ政府は24日の空爆について、ロシアが穀物輸出合意離脱後に開始したウクライナの穀物施設に対する攻撃が拡大されたものだとしている。