[ジャカルタ 24日 ロイター] - インドネシア当局は24日、干ばつのため国内で森林火災発生の危険がある地域が過去1週間で倍増しており、乾季のピーク前に大規模な森林火災が発生する懸念が浮上していると発表した。
インドネシア国家災害対策庁(BNPB)のデータによると、7月17─23日に観測された「ホットスポット(危険地帯)」の数は前週の6082カ所から1万2701カ所に増えた。
BNPB報道官は、最も大幅に増加したのはボルネオ島のカリマンタンとジャワ、パプアと説明。オンラインブリーフィングで、「全てのホットスポットで火災になるわけではないが、大幅に増加しているのでなお警戒が必要」と述べた。さらに、乾季のピークは8月から9月初めとみられるため、これから訪れると指摘した。
同国気象当局は、今年の乾季はエルニーニョ現象などで2019年以来の厳しさになるとの見通しを示している。