[ワルシャワ 6日 ロイター] - ポーランドの石油パイプライン運営会社PERNは6日、ロシアから欧州に石油を運ぶ「ドルジバパイプライン」の一部で5日に漏出が確認されたことを受け、供給を停止したと発表した。8日の再開を目指しているという。
漏れが発生したのはポーランド中部の区間。同社によると、第3者が関与した形跡はないという。昨年のロシアによるウクライナ侵攻以降、ロシア産石油・ガスを運ぶパイプラインへの攻撃が続いている。
PERNは国内製油所への供給に影響はないとし、同パイプラインを通じて石油を受け取っているドイツのパートナーと連絡を取っているとした。
ドイツへの供給への影響には言及しなかったが、ドイツ経済省の報道官は国内の製油所と連絡を取り合っているとし、供給の安全性は完全に保証されているとした。
ドイツは今年1月にロシア産原油の購入を停止したが、国内メディアはカザフ産原油が同パイプラインを通じて輸入されていると報じている。