[ドバイ 5日 ロイター] - サウジアラビアは、9月積みのアジア向け原油の大半の公式販売価格(OSP)を引き上げた。3日には自主減産を9月まで1カ月延長すると表明、さらなる延長や減産拡大の可能性もあると指摘した。
国営石油会社サウジアラムコの5日発表によると、アラビアンライト原油は、オマーン原油とドバイ原油の平均価格への上乗せ分が8月積みから1バレル当たり0.3ドル引き上げられて同3.50ドルとなる。
欧州向けOSPは、ICE北海ブレント価格に上乗せする調整金を2ドル引き上げて5.80ドルとする。一方で北米向けOSPは、アーガス・サワー・クルード・インデックス(ASCI)に上乗せする調整金を7.25ドルに据え置いた。
自主減産により9月の産油量は日量900万バレルとなる。