[ドバイ 7日 ロイター] - サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は7日、サウジの自主減産にもかかわらず、顧客への供給は十分にあるとの認識を示した。
サウジは先週、日量100万バレルの自主減産を1カ月延長し、9月も実施することを決定した。さらに延長したり減産幅を拡大したりする可能性もあるとした。
ナセル氏は電話会見で「顧客を満足させるための十分な供給量がある」と指摘。経済的な課題はあるが、世界的な需要が底堅さを保ち、中国の需要拡大が続くという前向きなシグナルが見られると語った。
「中国と経済(が持ち直す)にはまだかなりの距離がある」と発言。航空部門は新型コロナウイルス流行前の水準の85%で、伸びる余地があることを示していると述べた。