[シンガポール 8日 ロイター] - アジア時間の原油先物は反発。サウジアラビアとロシアによる供給制限を受けた供給逼迫懸念に支援されている。
0010GMT(日本時間午前9時10分)時点で、北海ブレント先物は0.37ドル(0.4%)高の1バレル=85.71ドル、米WTI原油先物は0.43ドル(0.5%)高の82.37ドル。
前日は米中の需要減退を巡る懸念から、ともに約1%下落していた。
CMCマーケッツのアナリスト、ティナ・テン氏は「原油市場は主要な抵抗線に直面し、上昇が一服したが、サウジとロシアの減産が引き続き支援要因となる可能性がある」と述べた。
サウジは現在行っている日量100万バレルの自主減産を9月まで延長する方針を表明。自主減産のさらなる延長、もしくは減産幅拡大の可能性も示唆している。
ロシアも9月の原油輸出を日量30万バレル削減すると表明した。