[北京 8日 ロイター] - 中国税関総署が8日発表した7月の同国の原油輸入は前年同月比17%増の4369万トン(日量1029万バレル)だった。国内在庫が引き続き増え、海外への燃料輸出が急増した。
6月同様、新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)で経済が打撃を受けていた前年同月から急増した。
ただ、7月の原油輸入は前月比では18.8%減少。6月は月間ベースで過去2番目の高水準だった。
コンサルティング会社Zhuochuangのデータによると、国有製油所の7月の平均稼働率は78─82%と、前月比で2─3%ポイント上昇。
夏の旅行需要でガソリン消費が増えると予想されていた。
コンサルティング会社Longzhongによると、国内のガソリン在庫は6月中旬─7月中旬に約3%減少。軽油在庫は約2%増加した。モノの輸出低迷と不動産部門の鈍化が引き続き需要の重しとなった。