[アレンダル(ノルウェー) 15日 ロイター] - ノルウェーの政府系ファンド(SWF)は15日、堅調な株式市場と通貨ノルウェークローナ安にけん引され、上半期に1兆5010億クローナ(1430億ドル)の利益を計上した。
同ファンドは単体として世界最大の株式投資家。株式投資のリターンは13.7%。2022年に低迷したハイテク企業が38.6%のリターンをもたらした。
「同セクターは大手のインターネット・ソフトウエア企業や半導体サプライヤーからの新しい人工知能(AI)ソリューションに対する強い需要から恩恵を受けた」と説明した。
ただ、ファンド全体のリターンはベンチマーク指数のリターンを0.23%ポイント下回った。
ノルウェーの石油・ガス生産収入を投資する1兆4000億ドル規模の同ファンドは、世界の全上場株式の平均1.5%を保有。また、債券、不動産、再生可能エネルギープロジェクトにも投資している。