1242GMT 10日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
11日終値 前営業日終値
株 FT100 4671.34(‐ 50.86) 4722.20
クセトラDAX 5285.81(‐132.31) 5418.12
金 現物午後値決め 942.75 945.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.135 (+0.010) 0.388(0.391)
独連邦債2年物 1.495(1.543)
独連邦債10年物(9月限) 120.48 (+0.13) 3.480(3.464)
独連邦債30年物 4.096(4.075)
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<為替> ドルが主要通貨バスケットに対し下落。投資家は、12日の米連邦公開市場
委員会(FOMC)声明や、堅調な米指標がドルの上昇を支援していくか見極めようとし
ている。
<株式> ロンドン株式市場は銀行・鉱山・石油株などが売られ続落。一方、決算が好
感された英電力会社インターナショナル・パワー
された。
ETXキャピタルのシニアトレーダー、ミック・ミルズ氏は「銀行と鉱山株の下げが最
もきつかった。あすのイングランド銀行(英中央銀行)のインフレ報告と米連邦公開市場
委員会(FOMC)の金融政策の発表を前に投資家の間で慎重なムードが広がり、一部利
益確定の売りが出た」と述べた。
銀行株ではロイズ・バンキング・グループ
十億ドル規模の株主割当増資をめぐる報道が引き続き圧迫している。
このほかロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
安となった。
生命保険のフレンズ・プロビデント
ー氏率いる投資会社レゾリューション
ることで合意した。レゾリューションは7.6%安。
原油や銅など商品価格の下落を受けて鉱山・石油株が売られた。カザキミス
ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)
アングロ・アメリカン
1.6─6.0%下落した。
石油関連株ではBP
─2.3%値を下げた。ロイヤル・ダッチ・シェル
った。
インターナショナル・パワーは7.3%高。上半期の決算が12%の増益となった。
欧州株式市場は続落。失望を誘う内容の米指標が圧迫した。金融・資源株の下げが目立
った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は12.42ポイント(1.31%)
安の932.22。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は42.67ポイント(1.58%)安
の2650.94。
ルランド・リサーチのストラテジスト、ヘイノ・ルランド氏は「市場はマクロ経済指標
を嫌気した。米労働生産性・労働コストは、景気回復をけん引するはずの消費者に大きな
制約がかかっていることを示しており、厄介だ」と指摘。「企業は全般的にコストを削減
しており、それは最終需要が十分に強くならない可能性を意味する」と述べた。
米労働省が11日発表した第2・四半期非農業部門労働生産性・労働コスト速報値は、
企業がコスト削減を進めるなか、生産性の伸びが6年ぶりの大幅な上昇となった。一方、
単位労働コストの伸びは前期比マイナス5.8%と、2000年第2・四半期以来の大幅
な落ち込みとなった。
6月の米卸売在庫が前月比1.7%減と10カ月連続で減少したことも投資家を落胆さ
せた。
銀行株ではフランスのナティクシス
ナティクシスの上場廃止を計画していないことが規制機関への届出文書で明らかになった。
HSBC
ドイツ銀行
保険株も安い。フレンズ・プロビデント
に落ち込んだ。レゾリューションによる18億6000万ポンドでの買収案に合意した後
は、一時買いが優勢となっていた。
原油価格
て、資源株も連れ安となった。
BGグループ
<ユーロ圏債券> 短期債が上昇。株価下落で債券への逃避買いが膨らんだ。一方、
長期債は独連邦債入札を控えた需給悪化懸念に圧迫された。
この日は株価が軟調だった。12日に米連邦公開市場委員会(FOMC)による声明の
発表を控えて慎重姿勢が広がったほか、米金融サービスのCITグループ
破産法の適用申請を行う可能性を示唆したことを受け、金融株に売りが出た。
CITグループは11日、規制当局に対する第2・四半期決算報告を延期すると発表し
た。また債券公開買い付けが完了しない場合や、資金面でほかの調整がつかなかった場合
は連邦破産法の適用申請を行う可能性を示唆した。
コメルツ銀行のストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏は「(債券に対する)テク
ニカル面から見た短期見通しの改善に、株式をはじめとするリスク資産への需要低下が重
なって債券相場を支援している」と語った。
債券利回りはイールドカーブ全般にわたり総じて低下した。独連邦債2年物
利回りはほぼ7ベーシスポイント(bp)低下し1.482%。同5年物
りは4bp低下し2.639%となった。
独連邦債10年物
回り格差は一時、201bp前後に拡大した。
独連邦債先物9月限
上昇した。
ドイツ政府は12日に60億ユーロの2019年償還国債の入札(リオープン)を実施
する。入札を前に、独連邦債は一時、他のユーロ圏国債をアンダーパフォームした。
イタリアの固定利付債(BTP)10年物と独連邦債10年物の利回り格差は63bp
まで縮小した。これは、9月半ばのリーマン・ブラザーズ破たん前の9月4日以来の水準。
終盤は72bpまで拡大した。
[東京 12日 ロイター]