Philip Pullella
[バチカン市 30日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは30日、環境との「恐ろしい戦争」が起きていると述べ、自然保護に関する新たな文書を発表すると明らかにした。
教皇は週に一度の一般謁見で、環境の守護聖人アシジの聖フランシスコの祝日10月4日に発表すると表明した。2015年に発表した回勅(最高位の教皇文書)に続くものとなる。前回の回勅では、環境保護のほか、気候変動の危険と課題を直視し、化石燃料使用を削減する必要性を訴えた。今回はこれに「現状の課題を盛り込んで更新する」という。
教皇は、自然は「創造主からの聖なる贈り物」だとし、「環境・気候における不正の犠牲者の」側に立つよう人々に呼びかけた。