[3日 ロイター] - ウクライナ軍は、ロシア軍が3日未明に南部オデーサ(オデッサ)州の南部を3時間半にわたりドローン(無人機)で攻撃し、ドナウ川の港湾インフラが直撃を受け、少なくとも2人が負傷したと発表した。
通信アプリ「テレグラム」への投稿で、ロシア軍が攻撃に投入したイラン製ドローン「シャヘド」25機のうち22機を撃墜したと表明した。負傷した2人は民間人で、民間インフラに対する攻撃だったとした。
ドナウ川は、ロシアが黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意の履行を停止して以降、主要な代替輸出ルートとなっている。
どの港湾施設が被害を受けたかについて詳細は明らかにしていない。ウクライナの一部メディアはドナウ川沿いのレニ港で爆発があったと報じている。
インタファクス通信はロシア国防省の発表として、ロシアのドローン群がウクライナ軍が使うレニ港の燃料貯蔵庫の攻撃に成功したと伝えた。
ロイターはこの報道を独自に確認できていない。
ウクライナ大統領府のイエルマク長官はテレグラムに「ロシアのテロリストが世界の食料危機と飢餓を起こそうとして港湾インフラへの攻撃を続けている」と投稿した。