Francesca Landini Elvira Pollina
[ミラノ 4日 ロイター] - イタリアのウルソ経済開発相は4日、今年5月に承認された「メイド・イン・イタリー」ファンドへのサウジアラビアの投資について、同国と協議していると明らかにした。
同ファンドは2023年に7億ユーロ(7億5600万ドル)の初期基金が設けられ、来年はさらに3億ユーロが国から拠出される。
関係筋は以前ロイターに対して、イタリアのメローニ首相がファンドを拡充するために政府系ファンドに働きかけていると述べていた。
ファンドは、主要サプライチェーン(供給網)上で事業展開するイタリア国内企業を支援するとともに、重要な原材料の調達と再利用を促進することを目的としている。
イタリアとサウジは4日、経済関係を強化し、エネルギーなど戦略的に重要な分野への投資を促進する協定に調印したと発表した。
ウルソ氏は投資イベントで、世界はわれわれが取り組む価値観と大きく異なるという前提から出発しなければならないと語った。