Florence Tan
[シンガポール 25日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。ロシアが先週、燃料輸出の一時禁止を発表したことを受け、供給逼迫が再び意識された。
0110GMT(日本時間午前10時10分)時点で北海ブレント先物は0.48ドル(0.5%)高の1バレル=93.75ドル、米WTI先物は0.50ドル(0.6%)高の90.53ドル。先週はいずれも4週ぶりに下落に転じていた。
IGマーケッツのアナリスト、トニー・シカモア氏は「ロシアによるガソリン・ディーゼル燃料輸出の一時禁止を市場が消化する中、週明けの原油相場は上昇基調でスタートした」と指摘。一方、高金利が長期化するという米連邦準備理事会(FRB)のタカ派的なメッセージは相場上昇を一部相殺していると述べた。
今週発表の中国経済指標が改善するとの期待も投資家心理を支えている。