[ブリュッセル 27日 ロイター] - 欧州連合(EU)高官は、フォンデアライエン欧州委員長とミシェル大統領が10月20日にバイデン米大統領とワシントンで会談すると明らかにした。
米国は以前、トランプ前政権が課したEUからの鉄鋼・アルミニウム輸入に対する関税を一時停止することで合意したが、特に中国を念頭に、環境に配慮した生産促進や過剰生産能力への対応について今年10月末までに合意を目指すとしていた。
合意できなければ、鉄鋼・アルミ関税やEUの報復関税が再び課される可能性がある。
EU高官は、欧米の連携強化が会談の目的であり、ウクライナに関する力強いメッセージ発信や対ロシア制裁を巡る協議が想定されると述べた。
また、米インフレ抑制法の補助金、鉄鋼・アルミ関税を巡る問題なども議題になる可能性が高いとした。