[3日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は、先月発動した燃料輸出規制について、実施期限を設ける方針はなく、国内市場の価格安定と不足解消に必要なだけ継続すると述べた。インタファクス通信が伝えた。
タス通信も同氏の発言として、政府はガソリンスタンドの燃料価格を2023・24年の総合インフレ率平均以下に維持する方針と報じた。
ロシアは世界最大の原油生産国の一つだが、輸出価格の上昇で製油業者にとって輸出のメリットが増し、ここ数カ月はガソリンとディーゼルが不足している。
こうした問題に対応するため、政府は9月21日、旧ソ連構成国であるベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスタンの4カ国以外へのガソリンおよびディーゼルの輸出を一時禁止した。