[北京 16日 ロイター] - 中国最大の石炭生産地として知られる山西省の炭鉱事務所で16日に発生した火災で、26人が死亡したほか、少なくとも38人が負傷したことが分かった。国営新華社通信が報じた。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合などに出席するため訪米中の習近平国家主席は関係当局に対し、再発防止に向け一層の安全対策を講じるよう命じた。
現地メディアによると、火災を受け、事故が起きた地区にある全炭鉱が当局から生産を停止するよう指示された。
中国では今年に入って炭鉱事故が相次いでおり、稼働を止めた上で安全検査が義務付けられている。今回の事故により、石炭生産が一段と遅れる恐れがある。
中国国営中央テレビ(CCTV)は警察が捜査のため、複数の関係者を拘束したと伝えている。