[カイロ 5日 ロイター] - 米中央軍は5日、中東のアデン湾でイエメンの親イラン武装組織フーシ派がコンテナ船に向けてミサイル2発を発射し、うち1発が命中したと明らかにした。
攻撃により被害が出たが、負傷者の報告はないという。コンテナ船はリベリア船籍でスイスが所有。支援要請は出ておらず、航行を続けたという。
フーシ派軍のスポークスマンは4日、海軍のミサイルで船舶を標的にしていると述べていた。フーシ派は、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦うイスラム組織ハマスに連帯を示し、紅海で商船攻撃を繰り返している。
米中央軍によると、フーシ派はイエメンからも紅海南部に向け対艦弾道ミサイルを発射した。ただ、ミサイルは水面に着水し、民間船や米海軍の船に影響はないという。