💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

欧州市場サマリー(20日)

発行済 2009-08-21 04:16
EUR/JPY
-
BP
-
CRH
-

     1252GMT       19日

ユーロ/ドル   1.4225        1.4234

ドル/円    93.950       94.060

ユーロ/円   133.66        133.90

              20日終値     前営業日終値

株 FT100 4756.58(+66.91) 4689.67

  クセトラDAX     5311.06(+79.08) 5231.98

金 現物午後値決め 940.50 943.00  

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.190 (+0.015)  0.362(0.366)

独連邦債2年物 1.296(1.333)

独連邦債10年物(9月限) 122.55 (‐0.12) 3.253(3.265)

独連邦債30年物   3.943(3.954)

--------------------------------------------------------------------------------

 <為替> 円が対ドルで小幅上昇。最新週の米新規失業保険申請件数が予想外に増加し

たことを受け、米景気回復の勢いをめぐる懸念が高まっている。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸。大型石油・鉱山株への買いが優勢となったほか、

金融株が高い。

 原油価格の上昇を手がかりに、石油のBP、ロイヤル・ダッチ・シェル

BGグループ、ケアン・エナジーが1.4─2.9%高。

 金属需要が高まるとの期待から、鉱山株も高い。アントファガスタ、エクスト

ラータ、ロンミン、アングロ・アメリカン、ベダンタ・リソーシ

、カザキミスは2.4─5.3%高。

 リオ・ティントは1.0%高。上期利益が過去最大の落ち込みとなったものの、

予想と概ね一致した。今後の業績については明るい見通しを示した。

 スイス政府による同国の銀行大手UBSの株式売却を背景に、銀行株が堅調。

 バークレイズ、ロイズ・バンキング・グループ、ロイヤル・バンク・

オブ・スコットランド、HSBCは0.4─3.9%高。

 株価バリュエーション上昇に伴い、保険株も買われた。プルーデンシャル、ス

タンダード・ライフ、RSAインシュアランス、フレンズ・プロビデント

は2.5─4.5%高。

 この日発表の米指標は強弱まちまちの内容となった。米新規失業保険申請件数は前週か

ら予想外に増加した。

 一方、8月の米フィラデルフィア地区連銀業況指数は11カ月ぶりにプラスに転じた。

最も楽観的な市場予想を上回り、2007年11月以来の高水準となった。

 英指標も強弱まちまちだった。7月の英小売売上高が予想を上回る伸びとなる一方、

7月の公的部門の純借入額は1993年の統計開始以来最大となった。

 

 欧州株式市場は反発。スイスのセメントメーカー、ホルシムの決算内容

を好感し、建設株が上昇した。銀行・商品(コモディティ)株も堅調に推移した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は12.96ポイント(1.39%)

高の944.94。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は40.79ポイント(1.56%)高

の2663.67。

 ルランド・リサーチのストラテジスト、ヘイノ・ルランド氏は「今日の堅調な相場は、

中国市場の大幅反発に加え、ホルシムと(オランダのスーパー大手)アホールド

の予想を上回る決算に一部関連している」と述べた。

 上海総合株価指数<.SSEC>は4.5%上昇し、市場心理を押し上げた。

 建設株が買われた。ホルシムが5.7%上昇した。欧米政府による景気刺激策が来年の

建設業界の動向を支援されるとの見通しを示した。フランスの公益事業会社バンシ

、フランスのセメント大手ラファージュ、アイルランドの建材大手

CRHが3.3―4.7%値を上げた。

 アホールドは3.9%高。第2・四半期決算で利益が予想を上回った。

 銀行株も高い。UBSが4.5%上昇。関係者によると、スイス政府は同行

株を価格レンジの上限で売却した。サンタンデール、BNPパリバ

買われた。

 エネルギー株も堅調。米原油先物は1バレル72ドル付近で推移した。BGグル

ープ、BP、ロイヤル・ダッチ・シェル、トタルが1.

4―2.5%高。

 <ユーロ圏債券> ほぼ横ばい。世界的に株式が堅調となったことで、比較的低リスク

とされる国債を買う動きがやや後退した。

 中国株式市場で上海総合株価指数<.SSEC>が4.52%高と、今年2番目の上昇率を記

録した。アナリストは、世界経済の景気後退からの脱却を中国がけん引することを期待し

ている。

 債券市場は値動きの荒い展開となった。最新週の米新規失業保険申請件数が予想外に増

加したことを受け、独連邦債先物が値を戻す場面もあった。

 バークレイズ・キャピタルのストラテジスト、スリーカラ・コチュゴビンダン氏は「投

資家はリスク回避と買い安心感との間で日々揺れ動いているようだ」と指摘。その上で

「過去1カ月は夏期休暇シーズンの常で出来高が減少した。過去の経験から、出来高が少

ない時期に形成された相場の基調は出来高が戻るとただちに弱まる傾向がある」と述べた。

 独連邦債先物9月限は前日の清算値から15ティック安の122.52。終値

比ではほぼ変わらずとなった。前日には一時、4月末以来の高値となる122.74をつ

けていた。1521GMT時点で出来高は51万枚前後にとどまっている。

 独連邦債2年物利回りは2ベーシスポイント(bp)低下し1.306%。

同10年物利回りはほぼ変わらずの3.253%となった。

 2・10年債利回りは約2bp拡大し195bp。

 BNPパリバのストラテジスト、シリル・ブージット氏は「債券利回りが引き続き低下

するには株式の調整が一段と進む必要がある」とし「株式の上昇は行き過ぎで調整は避け

られないと思うが、問題はその時期だ。短期的には独連邦債10年物利回りは3.20─

3.25%のレンジを抜けるのが難しいかもしれないが、年内には3%に接近する可能性

がある」との見方を示した。

 独連邦債以外のユーロ圏債券の大半は独連邦債をアウトパフォームした。10年物のイ

タリア固定利付債(BTP)と独連邦債の利回り格差は前日の85bp前後

から82bpに縮小した。 

  

              [東京 21日 ロイター]

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます