1326GMT 24日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
25日終値 前営業日終値
株 FT100 4916.80(+20.57) 4896.23
クセトラDAX 5557.09(+37.34) 5519.75
金 現物午後値決め 950.50 951.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.190 (+0.005) 0.402(0.346)
独連邦債2年物 1.325(1.329)
独連邦債10年物(9月限) 122.58 (+0.57) 3.259(3.313)
独連邦債30年物 3.951(3.971)
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<為替> ドルが下落。欧州株の持ち直しに加え、バーナンキ米連邦準備理事会
(FRB)議長の再指名で米株も値上がりするなか、投資家のリスク選好が高まった。
<株式> ロンドン株式市場は6営業日続伸。約11カ月ぶり高値で引けた。底堅い米
経済指標が相場を支援する中、石油・銀行株が上昇し鉱山株の下げを相殺した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値で2008年10月初旬以来の高水準となった。
キャンター・フィッツジェラルドのチーフグローバルストラテジスト、スティーブン・
ポープ氏は「午前に一部利食い売りが出たがこれは健全な流れ」と説明。午後に入って米
国から前向きなニュースが伝えられたことや上海市場が引けにかけ下げ渋ったことも、相
場を支援したと述べた。
8月の米消費者信頼感指数は54.1に改善。6月のケース・シラー米住宅価格指数も
2カ月連続のプラスとなった。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長がオバマ米
大統領から2期目の指名を受けたことも市場心理を押し上げた。
石油株が上昇。BP
が0.9―1.6%値を上げた。
ケアン・エナジー
産を開始するものの、次の開発段階における目標達成は次第に困難になっていると述べた。
銀行株ではロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
トレーダーは、RBSが英政府からの株買い戻しをを計画しているとの憶測があること
を指摘した。RBSからのコメントは得られていない。
その他の銀行株はまちまち。HSBC
0.1%それぞれ上昇する一方、ロイズ・バンキング・グループ
タンダード・チャータード
通信大手ボーダフォン
判断を「オーバーウエート」に引き上げたほか、同社株へのエクスポージャーを推奨した。
鉱山株が売られた。中国の経済回復に対する一段の不透明性を反映し、銅価格
軟調に推移したことが背景。
アントファガスタ
チュラル・リソーシズ
ィント
欧州株式市場は4営業日続伸し、終値ベースでは前年10月以来の高値をつけた。
予想を上回る米指標を受けてセンチメントが上向く中、石油・銀行株が一時の下げから戻
した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.57ポイント(0.37%)高
の978.76。一時、967.98に下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は22.80ポイント(0.82%)高
の2801.14。
ルランド・リサーチのストラテジスト、ヘイノ・ルランド氏は「相場の上昇は行き過ぎ
かつ速過ぎで、値固めは必至と考える」と述べた。
8月の米消費者信頼感指数は雇用や経済全般の見通しが改善する中、予想以上に上昇し
た。
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラーが発表した6月の住宅価
格指数は2カ月連続で上昇、予想を上回る伸びとなった。住宅市場の落ち込みが緩和して
いることを示す新たな兆候となった。
原油先物
した。BGグループ
銀行株も一時の下げから回復し、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
いううわさを指摘した。RBSからはコメントを得られていない。
サンタンデール
通信株も高い。ボーダフォン
一方、銅価格
ファガスタ
<ユーロ圏債券> しっかり。世界的に株価が堅調となるなか、米消費者信頼感指数が
改善したものの債券市場では大きく材料視されなかった。
複数のトレーダーによると、8月の米消費者信頼感指数が上昇に転じ予想を上回ったこ
とを受けて株価が一時10カ月ぶり高値を更新したものの、欧州中央銀行(ECB)当局
者による一連のハト派的発言が債券相場を支えた。
メルシュ・ルクセンブルク中央銀行総裁は国内紙ウォルトとのインタビューで、ユーロ
圏の現在の景気回復について持続可能ではないとの認識を示し、その理由として回復が公
的資金に依存し、民間投資や雇用創出に依然支援されていないためだと指摘した。
スタンダード・バンクのアナリスト、スティーブ・バロー氏は、ECBが追加利下げす
るとの見方を示した。「ECBが2011年より前に動くとすれば利下げだろう。ECB
当局者の焦点はインフレだが、インフレ率は非常に低水準にとどまるとみられ、ECBは
このような状況に対応するだろう」と指摘。独連邦債10年物
2.50―2.75%近辺に低下する可能性があると述べた。
1530GMT時点で、独連邦債2年物
1.318%。同10年物
3.267%となった。これを背景に2・10年債利回り格差が4bp程度縮小し195
bpとなった。
あるトレーダーは、薄商いとなったことが相場の振れを助長したとの見方を示した。
独連邦債先物9月限
122.55まで上昇した。出来高は約51万枚で、今月の1日当たり平均の約61万
5000枚を下回った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は終値ベースで前年10月以来の高値
をつけ、前日比約0.4%高で引けた。
[東京 26日 ロイター]