1445GMT 25日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
26日終値 前営業日終値
株 FT100 4890.58(‐26.22) 4916.80
クセトラDAX 5521.97(‐35.12) 5557.09
金 現物午後値決め 940.50 950.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.195 (+0.005) 0.400(0.402)
独連邦債2年物 1.291(1.325)
独連邦債10年物(9月限) 122.78 (+0.34) 3.233(3.259)
独連邦債30年物 3.949(3.951)
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<為替> ドルが上昇。7月米耐久財受注統計を受けリスク選好の動きが後退し、安全
資産としてのドルの需要が高まっている。
耐久財受注は予想を上回る伸びとなったものの、航空機を除く非国防資本財がマイナス
となったことを受け、米経済が依然として課題に直面しているとの見方が強まった。
<株式> ロンドン株式市場は反落。医薬品など、一部ディフェンシブ銘柄が小幅上昇
する一方、鉱山・エネルギー株が売られた。
鉱山株は続落。アントファガスタ
アントファガスタは4.8%下落。リオ・ティント
ニロ
欧米指標が世界景気の早期回復をめぐる期待を支えた。7月の米新築1戸建て住宅販売
は4カ月連続で増加し、2008年9月以来10カ月ぶりの高水準となった。8月のIF
O独業況指数は5カ月連続で上昇し、08年9月以来の高水準となった。
前週の米原油在庫が予想外に増加したことを背景に、原油価格
落。これを受け石油株に売りが出た。
BGグループ
ジー
減産で、上期は83%減益となった。
ディフェンシブ株は買われた。酒類大手ディアジオ
算発表を控えている。モルガン・スタンレーやバーンスタインは前日、投資判断を引き上
げた。
SABミラー
た。
医薬品ではアストラゼネカ
0.5%高。
欧州株式市場は5日ぶりに反落。米独の経済指標が回復に向けた新たな兆候を示すなか、
前日に相場が10カ月ぶりの水準に上昇していたことを受けて利益確定の売りが出た。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.84ポイント(0.49%)安
の973.92。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は12.24ポイント(0.44%)安
の2788.90。
リーガル・アンド・ゼネラル・インベストメント・マネジメントの株式ストラテジスト、
ジョージーナ・テイラー氏は、「若干の利食い売りが見られただけで、市場で外れた動
きは何もない。住宅データは改善しており、唯一の懸念分野は個人支出だ」と述べた。
エネルギー株の下げが目立った。米原油先物
ルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が予想外に増加した。
BGグループ
2.3%下落した。タロー・オイル
上期の利益が83%減少したと発表した。
7月の米新築住宅販売は10カ月ぶりの高水準となったほか、米耐久財受注も大幅に増
加した。またドイツのIFO経済研究所が発表した8月の独業況指数は90.5となり、
前月の87.4(改定値)から上昇した。
マーカード・スタインの首席投資オフィサー、イエルク・ラーン氏は、「IFOの独業
況指数は良い内容だったものの影響は限られた。相場の上昇傾向が続くなかで『ニュース
で売る』との戦略が浮上しているかもしれない」と述べた。
鉱山株も軟調。銅生産アントファガスタ
想を下回ったほか、下期の銅価格が引き続き不安定となる公算があると警告した。
一方、フランスのナティクシス
ナティクシスの不良資産およそ350億ユーロを保証する意向を示した。
<ユーロ圏債券> 上昇。独連邦債先物は一時4カ月ぶり高値に上昇した。この日発表
された経済指標は一段の回復の兆しを示したものの、市場の期待に届かなかったことから
失望感が広がった。
トレーダーによると、欧州株式市場が下落し、国債などの低リスク資産に資金が流れた
ほか、月末買いも若干見られ債券相場を支援した。
8月の独IFO業況指数は市場予想を上回って上昇。ただ一部の楽観的な予想には届か
なかった。IFOのエコノミスト、Klaus Abberger氏は、回復が持続可能であると結論付
けるのは時期尚早との見方を示した。
野村証券の金利ストラテジスト、ショーン・マロニー氏はこの指標について、債券売り
につながらなかったのは、データそのものよりむしろIFO関係者のコメントが要因だっ
たと指摘した。
独連邦債先物9月限
の水準となる122.89まで上昇したが、テクニカル的に次の重要な目安となる
123.10を視野に勢いを維持できなかった。
独連邦債10年物
同2年物
欧州中央銀行(ECB)のゴンサレスパラモ専務理事はこの日、経済の急降下には歯止
めがかかったものの世界的な金融危機はまだ終わっていないとの見方を示した。
あるトレーダーは「中銀当局者は少し冷静になるよう人々に呼び掛けているようだ」と
述べた。
英国債が一時独連邦債にアウトパフォームし、10年物の利回り格差が6月下旬以来の
水準に縮小した。英国の政策金利が当面は過去最低水準の0.5%にとどまるとの見方を
反映している。
[東京 27日 ロイター]