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再送:欧州市場サマリー(28日)

発行済 2009-08-29 04:08
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*この記事は29日に配信しました。

     1522GMT       27日

ユーロ/ドル   1.4373        1.4350

ドル/円    93.440       93.470

ユーロ/円   134.32       134.09

              28日終値     前営業日終値

株 FT100 4908.90(+39.55) 4869.35

  クセトラDAX     5517.35(+47.02) 5470.33

金 現物午後値決め 955.50  943.00

 

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.230 (+0.020)  0.350(0.340)

独連邦債2年物 1.268(1.276)

独連邦債10年物(9月限) 122.76 (+0.06) 3.239(3.260)

独連邦債30年物   3.956(3.982)

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 <為替> 値動きの荒い展開となる中、ドルが対ユーロで下落。8月の米ミシガン大消

費者信頼感指数確報値が4カ月ぶり低水準となったものの、世界株式市場は堅調に推移し、

高リスク通貨の買いが続いている。

 

 <株式> ロンドン株式市場は3日ぶりに反発。商品(コモディティ)・銀行株が値を

戻し相場を支援した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時4944.16と日中の高値をつけ、前年

10月6日以来の水準に上昇した。月間では6.5%上昇。

 31日はバンクホリデーのため休場となる。

 リスク回避が後退するなか銀行株が買われ相場を押し上げた。バークレイズ

HSBC、スタンダード・チャータード、ロイヤル・バンク・オブ・ス

コットランド(RBS)、ロイズ・バンキング・グループ< LLOY.L>が1.3―

6.3%上昇した。

 BGCパートナーズのストラテジスト、ハワード・ウィールドン氏は「(景気が)底打

ちしたことに疑いはなく、(相場の上昇は)理にかなっている」と指摘。ただ「8月は明

るいニュースに支援されたが、問題はここからどこに向かうかだ。9月を通して一定の緊

張が、そして第4・四半期にはかなりの警戒感が見られるだろう」と述べた。

 鉱山株も上昇。金属価格が堅調に推移し、銅価格は11カ月ぶり高値を付け

た。リオ・ティント、エクストラータ、ロンミン、アングロ・ア

メリカン、カザキミス、フレスニロが2.2―5.5%値を上げ

た。

 エネルギー株も買われた。米原油先物が1バレル=73ドルに向け上昇した。B

、ロイヤル・ダッチ・シェル、タロー・オイル、ケアン・エナ

ジーが1.1―2.3%高となった。

 英国立統計局がこの日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)伸び率改定値

は、季節調整済みで前期比マイナス0.7%と速報値のマイナス0.8%から小幅上方修

正された。

 

 欧州株式市場は反発。世界景気回復に対する楽観的な見方を背景に、一時10カ月

ぶり高値をつけた。世界最大手の携帯電話ノキアが上昇したほか、米デル

の決算やインテルの見通し引き上げを好感し、ハイテク株に買いが入っ

た。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.67ポイント(1.00%)高

の978.34。週足では1.2%高。同ベースで、指数は過去7週間中6週上昇した。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は26.03ポイント(0.94%)高

の2803.65。

 ノキアは3.1%高。過去3日で9.9%上昇した。トレーダーは、ノキアが米アップ

の携帯電話「iPhone」と競合する、初のLinux搭載の携帯電話を発

表したことが支援している、と指摘した。

 STマイクロエレクトロニクスは12.4%高。バンク・オブ・アメリカ・メ

リルリンチは、同社の目標株価を17%引き上げ、投資判断を「バイ」で確認した。

 米デルの第2・四半期決算は利益・売上高がともに市場予想を上回った。インテルは、

第3・四半期の売上高見通しを引き上げた。

 指標では、7月の米個人消費支出が政府の自動車買い替え支援策に押し上げられ、前月

比0.2%増加、市場予想と一致した。

 相場は一時10カ月ぶり高値となる986.59に上昇したものの、8月の米ミシガン

大消費者信頼感指数の確報値が4カ月ぶりの低水準に落ち込んだことを受け、上げを削っ

た。

 個別銘柄では仏化粧品ロレアルが7.4%高。上期利益が予想を上回ったこ

とが支援した。

 <ユーロ圏債券> しっかり。経済回復の持続性をめぐる懸念が、欧州株高やさえない

イタリア国債入札の影響を打ち消した。

 独連邦債先物は引き続き最近の取引レンジ上限付近を維持。前日には一時4カ月ぶりの

高値をつけている。

 ノルディアのチーフアナリスト、ニールズ・フロム氏は「市場は良い経済データをそれ

ほど評価していないようだ。回復の持続性について相当の不透明感があることを示してい

る」と述べた。

 欧州中央銀行(ECB)当局者が最近相次いで経済見通しに慎重な姿勢を示し、

2010年に入っても政策金利が低く抑えられることを示唆したことも景気回復をめぐる

懸念を強めた。

 この日発表された8月のユーロ圏景況感指数と米ミシガン大消費者信頼感確報値は予想

を上回った。ただ、債券相場への影響は限られた。トレーダーからは月末買いも相場を下

支えたとの声が聞かれた。

 独連邦債先物9月限は7ティック安の122.63。前日には一時4月29日

以来の水準となる122.94まで上昇した。

 1527GMT時点で、独連邦債2年物利回りは1ベーシスポイント(bp)

低下し1.257%。10年物利回りも1bp近く低下し3.252%だっ

た。

 一時2年物が10年物をアウトパフォームし、2・10年債利回り格差がおよそ2週間

ぶりの高水準となる200bp超に拡大する場面もあった。

 同日実施された90億ユーロ規模のイタリア国債入札は、平凡な内容に終わった。

   

              [東京 29日 ロイター]

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