1316GMT 31日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
1日終値 前営業日終値
株 FT100 4819.70(‐89.20) 4908.90(28日)
クセトラDAX 5327.29(‐137.32) 5464.61
金 現物午後値決め 955.00 955.50 (28日)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.195 (‐0.030) 0.390(0.350)
独連邦債2年物 1.178(1.263)
独連邦債10年物(9月限) 122.86 (+0.23) 3.229(3.246)
独連邦債30年物 3.951(3.953)
--------------------------------------------------------------------------------
<為替> ドルが他の主要通貨に対し小幅高で推移。株安を受け、安全資産としてのド
ルの魅力が高まっている。
<株式> ロンドン株式市場は反落。この夏に見られた上昇が持続するか懐疑的な見方
が広がり、金融・商品(コモディティ)株が売られた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は、8月は月間で6.5%上昇した。
キャピタル・スプレッズのセールス部門代表、アンガス・キャンベル氏は「最近の上昇
をめぐる主要懸念は出来高の少なさだった。きょう見られたのは(最近では)初めての持
続的な利益確定売りかもしれない」と指摘。「9月は通常、株式にとって成績の良くない
月であり、あまり良いスタートを切らなかったことは多くの投資家にとって若干悩ましい
ところだ」と述べた。
バンクホリデーのためロンドン市場が休場だった前日には、景気回復をめぐる懸念が再
燃し世界的な株安となった。これを受けて景気循環株が軟調となった。
銀行株ではHSBC
チャータード
保険株ではRSAインシュアランス・グループ
の調達に向けた株主割当増資計画をめぐる報道を嫌気した。
リーガル・アンド・ジェネラル
2.1%安。
弱い英指標が市場心理の悪化につながった。8月の英製造業購買担当者景気指数
(PMI)は前月から予想外に低下した。イングランド銀行(英中銀)が発表した7月の
消費者向けローン純貸出額は、1993年の調査開始以来の最低水準となった。
需要懸念から金属・原油価格が軟調となったことを受けて商品株は連れ安となった。
鉱山株ではユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)
リソーシス
石油株ではBP
ケアン・エナジー
一方、医薬品・タバコ・食品などディフェンシブ銘柄には買いが入った。
欧州株式市場は続落。軟調な銀行・商品(コモディティ)株が下げを主導し、FTSE
ユーロファースト300種指数<.FTEU3>は8月20日以来の安値で引けた。
FTSEユーロファースト300種指数の終値は17.87ポイント(1.84%)安
の954.15。1日の下落率としては、ここ2週間で最大となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は59.43ポイント(2.14%)安
の2715.74。
金融株が売られ相場を押し下げた。HSBC
BNPP.PA>、ソシエテ・ジェネラル
た。
コメルツバンク
EO)はフィナンシャル・タイムズ紙とのインタビューで、来年にも黒字転換できるとの
見通しを示した。
アクサ・インベストメント・マネジャーズ(パリ)のストラテジスト、フランツ・ウェ
ンゼル氏は「良い(経済)ニュースにもかかわらず市場が上向かなかったのは驚きだ。投
資家心理にある種の疲れが広がっていることを示している」とし、「市場にはいくぶん買
われ過ぎの感がある。短期的に調整しても驚かない」との見方を示した。
8月の米ISM製造業景気指数が1年半超ぶりに50を上回ったほか、7月の米住宅販
売保留指数は2年ぶり高水準に上昇した。
8月のユーロ圏製造業PMI改定値も速報値から上方修正された。ただ各国の差が目立
ち、スペインとイタリアでは一段と悪化した。
エネルギー株も軟調。米原油先物
ダッチ・シェル
エファージュ
2009年の売上高見通しを引き下げた。
一方、通信・メディア大手ビベンディ
予想を上回ったほか、クウェートの通信大手ザイン
定した。
<ユーロ圏債券> 上昇。この日発表された経済指標で世界経済の回復を裏付ける新た
な兆候が示されたものの、株式が軟調となったことを背景に安全資産としての債券需要が
高まった。
8月の米ISM製造業景気指数が1年半超ぶりに50を上回ったほか、7月の米住宅販
売保留指数は2年ぶり高水準に上昇した。
ただ、経済の回復が最近の株価上昇に追いついていないとの懸念が浮上し、欧米の株式
市場では売りが優勢となった。
カリヨンの金利ストラテジスト、オーランド・グリーン氏は「市場は引き続き全体的に
回復の持続可能性を懸念している」と述べ、政府による自動車買い替え支援策などの措置
がデータを押し上げた可能性を指摘した。
独連邦債先物9月限
GMT時点では122.85をつけた。
独連邦債10年物
%。同2年物
2・10年債利回り格差は205bpと、8月中旬以来の水準に拡大した。
独連邦債はほかのユーロ圏国債をアウトパフォームし、スプレッドが拡大。株安を背景
に比較的安全とされる独連邦債に逃避買いが入った。
10年物のポルトガル国債
下旬以来の水準に拡大した。
[東京 2日 ロイター]