1248GMT 1日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
2日終値 前営業日終値
株 FT100 4817.55(‐2.15) 4819.70
クセトラDAX 5319.84(‐7.45) 5327.29
金 現物午後値決め 964.75 955.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.205 (‐0.010) 0.349(0.390)
独連邦債2年物 1.183(1.178)
独連邦債10年物(9月限) 123.02 (+0.41) 3.215(3.229)
独連邦債30年物 3.972(3.951)
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<為替> 円が全面高。対ドルでは7週間ぶり高値をつけている。8月の米ADP雇用
報告で民間部門雇用者数が予想以上に減少したことを受け、安全資産としての円の需要が
高まっている。
<株式> ロンドン株式市場はほぼ変わらず。BP
を受けてエネルギー株が上昇する一方、さえない米経済指標に圧迫された金融・鉱山株が
下落し相場を押し下げた。
8月の米ADP民間雇用者数は29万8000人の減少となり、ロイターがまとまとめ
た市場予想の25万人を上回った。
チャールズ・スタンレーのアナリスト、ジェレミー・バットストーンカー氏は、「投資
家は利食い売りの理由を探している。(ADPのデータは)米経済の見通しに対する一段
の懸念材料を提供した」と述べた。
金融株ではロイズ・バンキング・グループ
よると、ロイズは公的資金返済に向け100億ポンドを調達することで株主からの支持を
得た。
ただ、ロイズの主要株主はロイターに対し、株主割当増資を行なう可能性についてロイ
ズはまだ主要株主に連絡していないと述べた。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
HSBC
7月の米製造業新規受注はプラス1.3%と、予想よりも小幅な伸びとなったほか、英
国政府筋がこの日、20カ国・地域(G20)各国は引き続き大規模な財政・金融面での
景気刺激策の撤回は時期尚早と考えていると指摘したことも投資家の慎重姿勢を強めた。
軟調な金属価格を背景に鉱山株も売られた。アントファガスタ
エネルギー株に買いが入った。BPがメキシコ湾岸地域で大規模な油田を発見したとの
ニュースのほか、前日軟調だった米原油先物
持したことも支援材料。
BPは4.3%高。ロイヤル・ダッチ・シェル
欧州株式市場は3営業日続落。金融株に利食い売りが出た。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.74ポイント(0.39%)安
の950.41。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は11.98ポイント(0.44%)安
の2703.76。
米株式市場が1日、東京株式市場が2日ともに大幅安で引けたことを背景に、銀行株の
下げが目立った。
サンタンデール
ノムラ(ロンドン)のストラテジストのフィリップ・ローラー氏は「利食い売りが(下
落の)一因となった」と述べた。さらに「中国(株)の動向が材料視された」とし、上海
総合株価指数<.SSEC>が8月に21.8%下落したことを指摘した。
保険株も安い。エイゴン
再保険
配当落ちとなったリーガル&ジェネラル
一方、BP
ニュースを受け4.2%上昇し、相場を下支えた。
<ユーロ圏債券> 上昇。欧州株式が3営業日続落したことを受け、債券への資金シフ
トが見られた。
投資家は3日の欧州中央銀行(ECB)理事会の決定やフランスやスペインの国債の需
要に注目している。
金融セクターの健全性をめぐる不透明感が再び高まっているほか、年初来の株式の上昇
が行き過ぎとの見方を背景に、欧州株が下落。安全資産としての債券の魅力が高まった。
なかでも安全性が高いとみなされている独連邦債が選好され、ユーロ圏のほかの国債と
の10年物の利回り格差は1カ月超ぶりの水準に拡大した。
モニュメント証券のストラテジスト、マーク・オズワルド氏は「株安を受けて債券の地
合いは格段に良くなっている」と指摘した上で、「今後消化しなければならない供給が相
当量あるほか、市場はあすのECBの決定に注目している」と述べた。
3日にはフランスとスペインが100億ユーロ程度の国債を発行する。
1517GMT時点で、独連邦債先物9月限
一時、4カ月ぶり高値の123.12をつけた。出来高は89万枚を若干下回る水準だ
った。
独連邦債2年物
である1.152%をつける場面もあった。
独連邦債10年物
以来の低水準である3.207%をつけた。
2・10年債利回り格差は一時207ベーシスポイント(bp)強と、ほぼ3週間ぶり
の水準に拡大した。
10年物の独連邦債とイタリア国債との利回り格差は一時92bpまで、ギリシャ国債
との利回り格差は一時140bpまで拡大し、いずれも7月下旬以来の高水準となった。
[東京 3日 ロイター]