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欧州市場サマリー(3日)

発行済 2009-09-04 04:40
EUR/JPY
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BP
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     1324GMT       2日

ユーロ/ドル   1.4283        1.4262

ドル/円    92.570        92.200

ユーロ/円   132.22       131.50

              3日終値     前営業日終値

株 FT100 4796.75(‐20.80) 4817.55

  クセトラDAX     5301.42(‐18.42) 5319.84

金 現物午後値決め 983.00 964.75

 

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.225 (+0.020)  0.360(0.349)

独連邦債2年物 1.150(1.183)

独連邦債10年物(9月限) 122.82 (‐0.08) 3.241(3.215)

独連邦債30年物   4.009(3.972)

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 <為替> 株高を背景にユーロが対ドルで上昇。ただ、欧州中央銀行(ECB)が金利

を当面据え置く方針を示したことを受け上げ幅を縮めている。

 

 <株式> ロンドン株式市場は下落。エネルギー株中心に売られた。一方、鉱山株には

買いが入り、相場の落ち込みを支えた。

 指数は9月に入りおおむね軟調だが、8月は全体で6.5%上昇、今年3月の安値から

は39%値上がりしている。市場では、相場上昇の勢いはまだ衰えていない可能性がある

との声も聞かれる。

 キャピタル・スプレッズのセールス部長、アンガス・キャンベル氏は「鉱山株が値上が

りしていることから、リスク選好はまだ十分にあるとおもう。強気相場が終了したとはい

えないのではないか」と述べた。

 投資家は翌4日に発表される8月の米雇用統計を注目しているという。

 原油価格が68ドル近辺で安定的に推移するなか、エネルギー株が軟調。ロイヤル・ダ

ッチ・シェル、BP、BGグループが0.9─1.2%安。

 ディフェンシブ株にも売りが出て、グラクソ・スミスクラインが2.2%安、

ブリティッシュ・アメリカン・タバコが2.1%下落。

 一方、貴金属価格が値上がりするなか、鉱山株は逆行高となり、フレスニロ

ロンミン、エクストラータ、ベダンタ・リソーシズが3.9─

8.6%上昇した。

 

 欧州株式市場はエネルギー・医薬品株に売りが出て4営業日続落。経済回復を示す確固

たる証拠なしには早期の相場の上昇再開は望めないとの見方が広がっている。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.59ポイント(0.06%)安

の949.82。変動幅は947.37―958.02と値動きの荒い展開となった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は4.54ポイント(0.17%)安の

2699.22。

 医薬品株の下げが目立った。アストラゼネカ、グラクソ・スミスクライン

、独メルク 、ノバルティス、ノボ・ノルディスク

ロシュ、サノフィ・アベンティスが0.6―2.2%下落した。

 ブリューイン・ドルフィンの首席ストラテジスト、マイク・レノフ氏は「今後数週間は

調整局面が続く」との見方を示し、「調査データはこれまでポジティブな内容が続いてい

るが、市場は回復への期待からこうしたデータを織り込んでいる。市場が前進するために

はGDPなど実体経済を示すデータで(回復が)確認される必要がある」と述べた。

 エネルギー株も安い。BP、ロイヤル・ダッチ・シェル、BGグループ

、トタル、スタトイルハイドロが1.0―1.2%下落した。

 一方で銀行株は堅調。UBS、ポストバンクなどが上昇した。

 欧州中央銀行(ECB)はこの日、主要政策金利を過去最低の1.00%に据え置くと

発表したが、市場への影響は限られた。

 フランスの酒類大手ペルノ・リカールが4.5%安。向こう1年の状況が厳

しいとの見通しを示したほか、債務削減に向け資産売却と現金調達を優先することを確認

した。

 <ユーロ圏債券> 期間が短めの債券利回りが半年ぶりの水準に低下した。トリシェ欧

州中央銀行(ECB)総裁の発言は、低金利が維持されるとの見方を支えた。

 ECBがこの日の理事会で金利据え置きを決定。トリシェ総裁はその後の会見で、今月

実施される期間1年の資金供給オペ金利について、前月実施されたオペの金利と同じ1%

とする方針を発表した。

 一部でECBが主要政策金利にスプレッドを上乗せする可能性が懸念されていたが、ト

リシェ総裁のコメントを受け安心感が広がった。

 また、1年物オペ金利が前月と同じ1%に据え置かれたことで、ECBが来年にかけ、

同金利を現在の過去最低水準に維持するとの見方が強まった。

 IDEAグローバルの欧州債券ストラテジスト、エベレット・ブラウン氏は「トリシェ

総裁は、金利がおそらく来年いっぱいは現在の非常に低い水準に維持されるという市場の

楽観的な見方を強めた。2年物(価格)は上昇し、イールドカーブがスティープ化すると

いうわれわれの見方と一致した」と述べた。

 短期ゾーンの債券が選好され、独連邦債2・10年物の利回り格差は211ベーシスポ

イント(bp)と、7月下旬以来の水準に拡大した。

 スペインとフランスが実施した大規模な国債入札が消化される中、期間が長めの債券の

利回りは若干上昇した。

 1544GMT時点で、独連邦債2年物利回りは3.4bp低下し、

1.151%。一時3月初め以来の水準となる1.14%まで低下した。 同10年物

利回りは3.4bp上昇し3.249%だった。

 独連邦債先物9月限は16ティック安の122.74。清算値は122.76

だった。出来高は平均を超える110万枚だった。

 トリシェ総裁の発言を受けて、2・10年物の金利スワッ

プのスプレッドは6bp拡大し179bpとなった。8月初旬以来の高水準。

 フィッチ・レーティングスがポルトガルの長期信用格付け見通しを「安定的」から「ネ

ガティブ」に引き下げた。格付けは「AA」を維持した。

 これを背景に10年物の独連邦債とポルトガル国債との利回り格差は最大

76bpに拡大。フィッチの発表前は72bpだった。

              [東京 4日 ロイター]

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