[上海/北京 12日 ロイター] - 中国上海市では、新型コロナウイルスの新規感染が実質ゼロの状態と判定したばかりの地区で感染が確認され、感染防止の規制を再び強化した。首都北京市は、感染が深刻な地区でのタクシーや配車のサービスを中止した。
上海市当局の12日の発表によると、11日に最も厳格な規制措置が取られていない地区で新規感染者2人を確認した。この2人は、市中感染が3日連続で出ず当局が今週「ゼロコロナ」と判定した8地区のうちの2地区で確認された。この地区の住民は最近、散歩や食料の買い出しを許可されていたが、再び外出禁止および検査の指示を受けた。
北京市当局は11日夜、現在の感染拡大の震源とされる朝暘区を含む3地区でタクシーや配車サービスを一時中止すると発表した。
北京で11日に確認された新規感染者は46人。前日の37人から増えた。上海市は、症状のない新規感染者が1305人(前日は1259人)、症状のある新規感染者は144人(前日は228人)だった。