[20日 ロイター] - テニスのBNPパリバ・オープンは20日、米カリフォルニア州インディアンウェルズで男子シングルス決勝を行い、第20シードのテーラー・フリッツ(24)が米国人選手としては21年ぶりとなる優勝を飾った。
足首を負傷していたフリッツだが、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)との第1セットを6─3で制すと、第2セットも7─6で勝利。米国人選手が同大会で優勝するのは2001年のアンドレ・アガシ氏以来となる。
フリッツは「一生かなわないだろうと思っていた子供の頃からの夢の一つがかなった」とコメント。「試合前には人生でこれまでに経験したことのないような痛みを感じていた。ここまで悪くなると分かっていたら、ここに来ていなかったと思う。試合に向けていろんな処置をして、直前には今日はプレーできないなどさまざまな思いが頭を巡った」と、けがの状態が良くなかったことを明かした。
ここまで20連勝していたナダルも、準決勝で胸部にけがを負い、万全ではなかった。