■NY株式:NYダウ27ドル高、主要決算発表を控えて様子見ムード米国株式相場は上昇。
ダウ平均は27.13ドル高の27359.16、ナスダックは14.04ポイント高の8258.19で取引を終了した。
今週より4-6月期決算発表が本格化することもあり、決算内容を見極めたいとの思惑から寄り付き後から小動き。
中国の4-6月期GDP成長率が27年ぶりの低成長となり、貿易摩擦の影響が懸念されたほか、前週までの株価上昇を受けた利益確定の動きから上値の重い展開となったものの、引けにかけて小幅上昇となった。
セクター別では、消費者・サービスや半導体・半導体製造装置が上昇する一方で銀行やエネルギーが下落した。
医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)は、ベルギーの同業ガラパゴスNVに51億ドルを投資することを発表し上昇。
カジノ・ホテル運営のウィン・リゾーツ(WYNN)は、JPモルガンがキャッシュフローの成長を予想し堅調推移。
大手行のシティグループ(C)は、市場予想を上回る決算を発表したものの、トレーディング収入の減少が嫌気され小動き。
一方で、セキュリティソフトのシマンテック(SYMC)は、半導体のブロードコム(AVGO)との身売り交渉打ち切りが報じられ大幅下落。
米長期金利の低下で、バンクオブアメリカ(BAC)やJPモルガン(JPM)などの金融各社が軟調推移となった。
トランプ大統領による民主党女性議員に対するツイートを巡る批判が強まっているほか、ロス商務長官の解任を検討していることも報じられており、政権運営への先行き不透明感が高まりつつある。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円99銭まで上昇後、107円84銭まで反落し、107円90銭前後で引けた。
米国の7月NY連銀製造業景況指数が予想以上に改善したためドル買い優勢で始めった。
その後、米債利回りの低下に伴うドル売り、米国とイランの緊張で地政学的リスク上昇に伴うリスク回避の円買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1273ドルから1.1253ドルまで下落し、1.1260ドル前後で引けた。
ユーロ・円は、121円66銭から121円42銭まで下落した。
ポンド・ドルは、1.2542ドルから1.2510ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9823フランから0.9854フランまで上昇した。
■NY原油:反落で59.58ドル、中国経済減速で需要減少の思惑残るNY原油先物8月限は反落(NYMEX原油8月限終値:59.58 ↓0.63)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比-0.63ドルの59.58ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは59.20ドル−60.92ドル。
ハリケーン「バリー」が勢力を弱めたことや、中国の4−6月期国内総生産(GDP)は前年比+6.2%にとどまったこと(市場予想と一致したが、伸び率は1992年以降では最低)などが材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 29.22ドル -0.23ドル(-0.78%)モルガン・スタンレー(MS) 44.43ドル -0.44ドル(-0.98%)ゴールドマン・サックス(GS)211.58ドル -2.36ドル(-1.10%)インテル(INTC) 50.12ドル +0.20ドル(+0.40%)アップル(AAPL) 205.21ドル +1.91ドル(+0.94%)アルファベット(GOOG) 1150.34ドル +5.44ドル(+0.48%)フェイスブック(FB) 203.91ドル -0.96ドル(-0.47%)キャタピラー(CAT) 139.64ドル +1.28ドル(+0.93%)アルコア(AA) 23.17ドル +0.57ドル(+2.52%)ウォルマート(WMT) 114.98ドル +0.38ドル(+0.33%)スプリント(S) 7.11ドル +0.01ドル(+0.14%)