米商務省が発表した2月新築住宅販売件数は前月比‐4.4%の76.5万戸となり、予想75.0万戸を上回った。
1月分は80万戸と、76.4万戸から上方修正され2007年5月来で最高となった。
新型ウイルスの蔓延で経済が停滞する前の住宅市場は非常に強かった証拠となった。
同時刻に発表された3月リッチモンド連銀製造業指数は2と、予想外に2月-2からプラスに改善。
マークイットが発表した米3月製造業PMI速報値は49.2と、予想43.5を上回ったが、2009年8月来で最低。
3月サービス業PMI速報値は39.1と、予想42.0を下回り過去最低を記録した。
また、総合PMI速報値は40.5とやはり過去最低となった。
強弱まちまちの経済指標の結果にもかかわらず、米上院が経済支援策で合意に近いとの期待感を受けたドル買いが継続。
ドル・円は110円60銭から111円30銭まで上昇。
ユーロ・ドルは1.0868ドルから1.0769ドルまで下落した。
[経済指標]・米・3月製造業PMI速報値:49.2(予想:43.5、2月:50.7)・米・3月サービス業PMI速報値:39.1(予想:42.0、2月:49.4)・米・3月総合PMI速報値:40.5(2月:49.6)・米・2月新築住宅販売件数:76.5万戸(予想:75.0万戸、1月:80万戸←76.4万戸)・米・3月リッチモンド連銀製造業指数:2(予想:-13、2月:-2)