29日の米国長期債相場は強含み。
米商務省がこの日発表した4月個人消費支出は、前月比-13.6%で統計開始以降では最大の落ち込みとなったことが要因。
市場予想は前月比-12.8%程度だった。
米国各州で経済活動が再開されているが、個人消費のすみやかな回復は期待できないとの見方が浮上し、長期債利回りの上昇を抑えた。
4月のコアPCE価格指数は前年比+1.0%にとどまり、伸び率は2010年12月以降で最小となった。
10年債利回りは、一時0.685%近辺まで戻したが、取引終了時点にかけて0.641%近辺まで反落する場面があった。
イールドカーブはフラットニング気配。
2年−10年は49.40p近辺、2年-20年は101.80bp近辺で引けた。
2年債利回りは0.16%(前日比:-1bp)、10年債利回りは0.65%(同比:-4bp)、20年債利回りは1.18%(同比:-3bp)、30年債利回りは1.41%(同比:-4bp)で取引を終えた。