26日の香港市場は値上がり。 主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比325.05ポイント（1.41％）高の23374.17ポイントと4日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数が112.04ポイント（1.15％）高の9854.36ポイントと反発した。
ハンセン指数は約3カ月ぶりの高値を回復する。
売買代金は649億7100万香港ドルに拡大した（25日は536億6900万香港ドル）。
米株高を好感。
昨夜のNYダウが2万ドルの大台乗せを達成するなか（前日比0.8％高の20068.51ドルと続伸で終了）、世界的な株高傾向は当面持続するとの期待感が広がった。
トランプ米政権の景気刺激策を通じて、米景気の上向き基調が強まるとみられている。
中国企業の業績成長も追い風。
2016年の工業企業利益が8.5％増加し、2年ぶりのプラス成長となったことがプラス材料だ。
指数は上げ幅を徐々に拡大している。
業種別では、消費セクターの上げが目立つ。
ビールメーカーの青島ビール(168/HK)が6.6％高、スーパーマーケットの聯華超市（980/HK）が4.8％高、食品メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が3.8％高、婦人靴小売の百麗国際HD(ベル・インターナショナル：1880/HK)が3.0％高、紙製サニタリー用品の恒安国際集団（1044/HK）が2.6％高で引けた。
H株金融セクターも軒並み高。
中国建設銀行(939/HK)が2.1％、中国工商銀行(1398/HK)が1.7％、中国銀行（3988/HK）が1.4％、華泰証券(HTSC：6886/HK)が1.9％、海通証券(6837/HK)が1.7％ずつ上昇した。
非鉄や鉄鋼など素材セクターの物色も続く。
江西銅業(358/HK)が4.0％高、鞍鋼(アンガン・スチール：347/HK)が3.2％高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.8％高と値を上げた。
年初来の高値をそろって切り上げている。
【亜州IR】